こんにちは。アンの麦わら帽子です。
年が明けていよいよ冬も本番。吹く風が情け容赦なくなりましたね。
北風にピューピューされて乾燥、部屋に入れば反動で暖かさを求めてまた、乾燥。
肌には厳しい季節です。
そんな季節にぴったりの肌に優しい石けんを作りました。
カモミールは皮膚の炎症を和らげて保護する作用、カレンデュラは皮膚や粘膜を修復する作用があります。
今回は以前収穫して保存しておいたカモミールの成分を浸出させたオイルを使って、最後にカレンデュラの花びらを混ぜ込んだものにしました。
自分で石けんを作ると、今の自分の状態に合わせたものを作ることができるので、それが一番いいところです。
それと、洗った後の泡ぎれがさっぱりしていて、良い。いつまでも肌にまとわりつく感じがありません。
私はそこが気に入っています。
苛性ソーダは劇薬ですので、くれぐれも手袋やマスク、ゴーグルを忘れずに。
制作中に吸い込まないようにしてくださいね。
お子様がそばにいるときは制作しないようにしましょう。
それと、作り終わったら酸で中和させてからふき取り、流さないこと。
きちんと後始末をしましょう。
材料
オリーブオイル 280g
ココナッツオイル 140g
パームオイル 80g
精製水 176g
苛性ソーダ 64g
カモミール(ドライ) 20g
カレンデュラ(ドライ) 2g
ラベンダー精油 60滴
作り方
こちらが温順したものです。
ずっと香ばしい香りが部屋に立ち込めていました。
パーパータオルで絞ります。
大切なカモミールの成分です。しっかりと最後まで搾り取りましょう。
そしてこちらはカレンデュラのドライハーブ。
とっても軽いので少ない重さでもたくさんあります。
ハサミで細かくしておきます。
全てのオイルを混ぜて湯せんで45度~50度にします。
オイルは冷めにくいので、温まったら湯せんからおろしても、そんなに温度は下がりません。
こちらは苛性ソーダに精製水を混ぜたもの。
発熱するので気を付けて。
温度がパーっと上がるので今度は容器を水につけて冷まします。
オイルと苛性ソーダを溶かしたものが両方とも45度くらいになったらオイルの中に苛性ソーダ液を入れて5分くらい一生懸命かき混ぜます。化学反応をおこさせるんですね。
5分くらい泡立て器で混ぜたら、今度はブレンダーでかき混ぜます。泡立て器だけでずっとやるととっても時間がかかりますので、ブレンダーは必需品です。
ブレンダーだと全体に混ざらないので、ブレンダー、泡立て器、交互に使って全体を混ぜていきます。
私は食品用と石けん用に分けています。
ブレンダーを使う時はしっかり底にあててスイッチを入れること。浮いていると石けん液があちこちに飛び散って危ないですよ。
持ったりするくらいになったら、精油を入れます。
お顔用の石けんは少なめに。
人によって刺激に強い弱いがあります。
そして最後にカレンデュラの花びらを混ぜ込みます。
私は今回アクセントに使いましたが、効果を期待するならオイルに滲出させてみるのも良いと思います。
ほら、こんな風にできました。
トントンと上から軽く落として空気を抜き、2、3日保温して化学変化が進んである程度固くなったら、切り分けて、1ヵ月熟成させます。
おそらく、全体的に今より持つ少し白っぽくなるはずです。
切り分ける時も手袋を忘れずに。
使うの楽しみです。