こんにちは。
秋の風が吹いています。
やっと涼しくなりました。
今日は家の中でできることをしようと、以前買ってあった白い綿ローンのハンカチを思い出し、庭のレモングラスの生の葉で染めてみました。
さすが熱帯アジアやアフリカ、ラテンアメリカで用いられるだけあって、暑い日差しの中でどんどん存在感を増して行ったレモングラス。
冬になると緑の葉も茶色っぽくなります。
トムヤムクンなどのお料理に食材として、またハーブティーにブレンドしてレモンの風味を加えるなど、たくさんの使用方法があるにもかかわらず、私はまだ今ひとつ上手に使えていません。
今日は、夏の生き生きした緑を惜しみなく使いたいと思います。
綿の生地は染まりにくいため、まずは濃染加工をします。
今回は薬品を使いましたが、安全のために、お台所のもので行うなら、豆乳を薄めたものなどのタンパク質にしばらく浸しておくと良いようですね。
水でよくすすぎます。
レモングラスを鍋で30分煮出します。
ふぁーっとレモングラスの良い香り。
それを全身に浴びながらリラックス。
こんな黄色が出てきましたよ。
たくさんあるので、レモングラスはいっぱい入れました。
濾した液にハンカチを入れ、グツグツと箸でかき回しながら、30分煮ます。
ムラにならないように時々混ぜます。
さて、お台所の引き出しに焼きミョウバンがあったので、今回はミョウバンを媒染剤に使いました。
媒染剤は植物の色素と布を結びつける働きがあります。
できた布を水ですすいで、焼きミョウバンを煮溶かして冷ましたぬるま湯につけてまた時々混ぜます。
30分ほど浸したら、少し色が煮た時より薄くなっているので、またささっとすすいでもう一度レモングラスの煮出した液に浸けます。
良く色がつくようになりました。
化学染料で染めたものと違って、色も穏やかな自然な色合い。
使っても、肌にいいですよね。
そしてこちらが酢を少し入れた水につけたもの。
少し黄色が鮮やかになりました。
レモングラスは抗菌力や抗真菌力のあるハーブ。
手を拭くのも安心な気がします。
楽しかった。(^^)
次は何を染めようかしら。