こんにちは。
アンの麦わら帽子です。
過ぎ行く夏を惜しむように、せっせと行った染色ですが、ミョウバン媒染でみな黄色になったものの、微妙に違う発色に植物の主張を聞いたようで、とても楽しい時間を過ごしました。
植物の成分には同じものも違うものも含まれます。
同じ植物でも育つ土壌によっても、刈り取る季節によってもまた異なることでしょう。
同じ媒染剤を使って色素を定着させたとしても、毎回色が微妙に違ってくるのが染色の面白さなのではないかな。
もちろん綿、絹、毛など、どんな生地を使うかによっても見せてくれる色が変わってきます。
これは最近レモングラス、アップルミント、ローズマリー、オレガノをミョウバン媒染で染めた染色の比較です。レモングラスだけ、ミョウバンと酢水の2種類作りました。
生地は綿ローン。綿なので染まりやすいように、事前に濃染処理を行っています。
それぞれ記事にしましたが、どれも同じような色に見えたはず。
比較すると、微妙にちがうので、面白いです。
なんとも言えないきれいな黄色なら、ローズマリーが一番。レモングラスの酢水媒染もきれいです。
若干グリーンがかった黄色なら、オレガノ。
冷めたような黄色ならレモングラスのミョウバン媒染と、アップルミント。
これから、Tシャツとか、バッグとか染める時の参考になります。
これからも季節によっていろいろな植物に出会うたびにチャレンジして、自分の色を見つけていこうと思っています。