こんにちは。
アンの麦わら帽子です。
ハーブには何となく興味があるけれど、どんな風に使ったら良いかわからないという方に、本をご紹介します。
そもそも今私たちが使っているお薬って、もともとは植物の成分から作られているものがたくさんありますよね。植物の持っているたくさんの成分の中の一つが人間の病気に良く効くとわかって、その成分を中心に薬が作られている・・・
市販の健康食品やお薬にも植物成分が表記されているものはたくさんあります。
例えば・・・
ルティンが目に良いとか、桑の葉茶が糖を吸収しにくくするとか、センナ茶が便秘に効くとか。
これは植物に含まれている成分が身体に作用するためですよね。
昔から薬草と呼ばれて人間の知恵として病気の治癒や軽減に使われてきたものって、今でも使われているものがたくさんあります。
昔の人たちがどうやってそれを発見してきたのか、本当に不思議です。長い経験の中で、その知恵を見出だしてきたのでしょうか。
その薬草の長い歴史の中で、中世のドイツにハーブ療法を実践したヒルデガルドという修道女がいたことはご存知でしょうか。
この方は中世のヨーロッパのハーブ療法に大きな貢献をしてきました。
ハーブを使った治療をしてきた歴史があるので、今でもヨーロッパの家庭では、日本よりずっと当たり前のように家庭薬としてハーブが使われているようです。
森ウェンツェル明華 BABジャパン 2015-08-11
ドイツ在住自然療法家の森ウェンツェル明華さんによって書かれたものです。
日本では手に入りにくい植物も少々出てきますが、大体はハーブを扱っているお店で手に入るものです。
自分に合ったことを取り入れてみるのも良いのではないでしょうか。
もっと身近な日本でできることが良いという方に、
日本のメディカルハーブ協会からの2冊もご紹介します。
こちらは、検定用の教科書ですが、ハーブの入門書です。
初めてハーブを学ぶ方用に、わかりやすく書かれています。
メディカルハーブを学びたいならこちら。
15種のハーブのプロフィールとか、どんな風に身体に作用するとか、その簡単な使い方のレシピが書かれています。
日本メディカルハーブ協会検定委員会 池田書店 2007-06-12
そしてこちらは、もっと生活になじんだ1冊です。
植物として楽しんだり、お料理やクラフトに使う生活へ取り入れて楽しむ方法が提案されています。
日本メディカルハーブ協会検定委員会 池田書店 2015-10-19
ハーブは複数の成分が少量ずつ含まれているので、お薬のようにピタッと効くものではありません。
もちろん病気の時は、必ず病院に行って診てもらわなければなりません。
日常生活の中で、予防や健康管理など、薬の副作用は怖いとか、薬を使いたくないということに、とっても向いていると思います。
人が本来持っている自然治癒力を向上させる植物の力を、どんどん取り入れたいですね。